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左官の仕事~ 竈

投稿日:07.04.2015|カテゴリー:Blog|コメント・トラックバック:0件

現在、竈でご飯を炊くこと家はなかなか無いと思いますが、昔は何処の家庭にも欠かせない存在であったと聞きました。

歴史はかなり古く、竪穴式住居に造リ付けされたものが弥生時代(約1,700年前)の遺跡 から見つかっているそうです。

竈は土で作られ、 その製作には左官職人、もしくは左官職人から派生した専門職が携わりました。

こんな場所でも左官職人は活躍していたのですよ。




伊勢で見かけた赤福本店の竈



伊勢で見かけた醤油屋の竈



伊勢で見かけた番茶屋の竈



やがて電気調理器の普及と共に竈は長い歴史に幕を閉じかけましたが、ここ最近になって竈が見直されております。

電気炊飯器で炊くご飯よりも  「竈で炊くご飯は美味しい」  と良く耳にしますが、それは竈のほうが圧倒的に火力も強く、高熱で一気に炊くことが美味しさの秘訣らしいですよ。


技術的な話になるのですが、竈は曲面や細かい部分が多いので、かなり手間が掛かると聞きました。竈の構造体は   三和土のように叩き締めるやり方 、   竹木舞を編んで荒壁を付けるやり方 、   日干しレンガを使うやり方 があるようです。 あと、 ピザ窯などは  耐火レンガ で作られることが多い  と聞きます。 仕上げ面も磨き壁で施工されていることが多く、その美しさと実用性を兼ねた竈がもっと注目されていけば良いですね。





私が試作した卓上竃(漆喰黒磨き)


卓上竃から網焼きにチェンジできます。(漆喰黒磨き)



私も小さい卓上竃しか施工経験がないので、いつか大型の竈制作に挑戦してみたいと思います。

完成した暁には皆さんと一緒に竈で炊いたご飯を食べたいですね。

竈の制作も一宮市や名古屋市を含めた愛知県全域と岐阜県美濃地方を中心に提案させていただきます。