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古民家での講演

投稿日:06.19.2018|カテゴリー:Blog|コメント・トラックバック:0件

JIA(日本建築家協会東海支部愛知地域会事業委員会)という建築士グループからの依頼で、名古屋市昭和区の古民家で講演を行いました。

参加者は殆どが建築士で、定員20名のところ応募者多数の為に定員を25人に増やしたのですが、まだキャンセル待ちが出たほどです。

やはり、カタログで仕上げを選ぶ事に辟易して、オンリーワンの仕上げを欲している建築士たちは多いのでしょう。

その流れで、左官職人による手作業で創り上げていく仕上げに関心を寄せてくれるのは、非常に嬉しいことであります。

私としても塗り壁の良さを目一杯アピールしたい。

そんな気持ちで臨まさせていただきました。


今回は建築士集団の皆様に左官をアピールできる良い機会だったので、いつも以上に気合いが入っていたのかもしれません。

左官鏝や塗り壁見本の展示、講演、実演、体験、塗り壁仕上げの説明の後は、塗り壁に対する要望や疑問を付箋に書いてもらい、展示してあった塗り壁見本に貼り付けてもらいました。

今回、左官目線じゃなく建築士目線の考えも聞けて、私としても勉強になって良かったです。

左官と建築士が歩み寄れば、今まで以上に素晴らしい物を創り上げていける可能性を感じました。

このような機会をいただき、関係者の皆様には感謝の言葉しかありません。

本当にありがとうございました。

これを機会に左官の塗り壁が見直されていけば嬉しいですね。

私も愛知県一宮市、名古屋市、岐阜県周辺で左官が仕上げる塗り壁を広めていきたいです。










土壁のTV取材

投稿日:06.10.2018|カテゴリー:Blog|コメント・トラックバック:0件

CBCテレビのイッポウというニュース番組で取材を受け、土壁を塗っている映像とインタビュー映像が30秒ほど放送されました。

先週の火曜日15時過ぎに取材依頼があり、水曜日の16時に撮影、木曜日の17時20分前には放送というスケジュールでした。

なんにせよ、土壁の話題がニュース番組で取り上げられると言う事は良い事です。

これから土壁の良さが見直されてくるかもしれません。

私もしっかりと良い仕事をしていきたいですね。








女性左官の見習い募集中

投稿日:06.05.2018|カテゴリー:Blog|コメント・トラックバック:0件

『 土壁漆喰屋おおた 』 では、女性左官職人を目指す見習いを募集中です。

土壁や漆喰などの左官仕事がメインであります。

たまに提案型のデザイン壁もあるので、やり甲斐のある仕事が多いかもしれません。

女性ならではの感性を生かした左官職人を目指してみませんか?

興味がある人はこのサイトにある 『 お問い合わせ 』 に書いておくってください。

一宮周辺か羽島市周辺で土壁に興味がある人、やる気がある人からの連絡をお待ちしております。












土壁漆喰屋おおたのパンフレット

投稿日:03.23.2018|カテゴリー:Blog, NEWS|コメント・トラックバック:0件

【土壁漆喰屋おおた】のパンフレットを作りました。

お付き合いの深い設計事務所、建築会社、工務店に配っております。

このパンフレットを見た人達が、土壁や漆喰を採用してくれたら嬉しいです。


https://www.memepaper.jp/MEME-5995231707101744490








窯の黒漆喰磨き

投稿日:09.03.2017|カテゴリー:Blog, NEWS|コメント・トラックバック:0件

今年の5月に岐阜県関市板取の 『 川魚料理店・徳兵衛茶屋 』で窯(焼き場)を黒漆喰磨きで施工させていただきましたが、8/29の岐阜新聞で紹介されました。



オーナー様からは 「 非常に素晴らしい出来栄え 」 とコメントを頂き、左官職人として非常に嬉しいです。

このような左官冥利に尽きる仕事をさせていただき、徳兵衛茶屋オーナー様とヤマジョウ建設様には感謝の言葉しかありません。

【土壁漆喰屋おおた】は、愛知県一宮市を中心にこれからも伝統的な左官仕上げにチャレンジしていきたいです。










大人の名古屋

投稿日:10.09.2016|カテゴリー:Blog, NEWS|コメント・トラックバック:0件

雑誌  『 大人の名古屋 』 で左官をテーマに載せていただきました。


土壁を塗っている姿が見開きで2ページにまたがる大きな写真を載せていただき、大変恐縮しております。

また、とても素敵な文章と多くの写真を載せていただき、土壁や漆喰、そして左官の良さが多くの人達に知ってもらえるキッカケとなれば嬉しいですね。

これからも愛知県一宮市を拠点として、名古屋市や岐阜県など東海地区を中心に活動していきますので、宜しくお願い致します。









石灰とセメントの違い

投稿日:03.14.2016|カテゴリー:Blog|コメント・トラックバック:0件

左官屋さんにもなじみの深い 『 消石灰 』 と 『 セメント 』 ですが、どちらも  石灰岩  から作られます。

しかし、知ってるようで意外と知らない2つの材料について調べてみました。

もし間違っているようでしたら、遠慮無くご指摘ください。





【消石灰】  は、石灰岩を焼成させて生石灰を作り、生石灰に水を反応させると出来上がります。

少ない水を振りかければ粉の消石灰(日本漆喰の原料)、プールなどの大量の水の中に生石灰を放り込めば石灰クリーム(西洋漆喰の原料)となります。

性質は気硬性、つまり空気(二酸化炭素)に反応して固まります。



【セメント(ポルトランドセメント)】  は石灰石、粘土や頁岩(けつがん)またはアルミナやシリカ等と混ぜて作られます。

これらを高温焼成した後、空気で急冷するとセメントクリンカと呼ばれる1cm程度の火山岩のような黒い塊になります。

この黒い塊(セメントクリンカ)をさらに粉砕し、石膏を加えることでセメントの完成。

およその配合比率は、石灰60%、シリカ19%、アルミナ8%、鉄分5%、マグネシア5%、三酸化イオウ3%の割合。

性質は水硬性、つまり水に反応して固まります。



制作に必要な材料を要約すると、消石灰は石灰岩のみ、セメントは石灰岩を含む複数の材料から作られるのですよ。

焼成温度も消石灰は700~1200度ぐらいと地方によってまちまちなのに対して、セメントは1450度以上の高温です。

あと、左官材料としての性質も気硬性(消石灰)と水硬性(セメント)に分かれますね。



ちなみに水に反応して固まる石灰、 【 水硬性石灰 】  なるモノも存在します。

水硬性石灰も原料の石灰岩に粘土質が含まれることでポゾラン質を発揮する『 天然水硬性石灰 』 、消石灰を製造後に火山灰などのポゾラン質を添加して水和物を生成する 『 人工水硬性石灰 』  の二種類があります。

大昔のヨーロッパを含む地中海沿岸の国々では 『 天然水硬性石灰 』 が多く用いられ、 エジプトのピラミッドもこの技法を用いて作られた説もあるぐらいです。

しかし現在では、一般に出回っている水硬性石灰のほとんどが 『 人工水硬性石灰 』   の技法で製造されております。



私も色々と調べてみて、改めて勉強になりました。

これからも左官について貪欲にいきますので、今後とも宜しくお願い致します。

m(__)m








左官の仕事~ 炉壇

投稿日:09.01.2015|カテゴリー:Blog|コメント・トラックバック:0件

昔ながらの茶室には畳の下に 【 炉壇 】 という小さな囲炉裏が設置されております。

茶道を行う時には畳を退かして、 【 炉壇 】 に炭を入れてお湯を沸かしますが、この炉壇も色々な材質で作られているのをご存じでしょうか?

銅板であったり、石製であったり、陶板製であったりと多種多様でありますが、最近はお手入れが楽なステンレス製なども人気のようですね。

そんな中、 本炉壇 と呼ばれる炉壇の中でも  最高級品  のモノには 内側に土壁が塗られております。


写真は数年前に金沢で催された左官講習会の様子です。

構造見本も展示されていて、とても勉強になりました。




最高級品である本炉壇の制作にも左官職人、もしくはそこから派生した専門職の “ 炉壇師 ” と呼ばれる職人が携わります。 また、  毎年一回炉開きのときには土壁の部分を塗り替えることになっている決まりもある  ようなので、この塗り替えにも左官職人か炉壇師が携わるようですね。

本炉壇を使わない最近の茶道では、その風習を知らない人も多いと聞きます。

茶道の世界も道具などの近代化と共に、古来から受け継がれてきた作法が忘れられつつあるのは寂しい話ですよね。


現在、茶道の世界も安直な方法が往来しておりますが、いつか古来の由緒ある茶道を受け継ぎ、伝統を守る茶道家が増えてきたら、土で仕上げられた本炉壇も見直される日が来るかもしれません。

その時に  「 誰も土壇(本炉壇)の施工法が分からない!」  なんて事になっては困りますね。


私達左官職人も日々精進して行かねば・・・


愛知県の一宮市や名古屋でこのような依頼をされても困らぬよう、勉強していきたいと思っております。










左官の仕事~ 竈

投稿日:07.04.2015|カテゴリー:Blog|コメント・トラックバック:0件

現在、竈でご飯を炊くこと家はなかなか無いと思いますが、昔は何処の家庭にも欠かせない存在であったと聞きました。

歴史はかなり古く、竪穴式住居に造リ付けされたものが弥生時代(約1,700年前)の遺跡 から見つかっているそうです。

竈は土で作られ、 その製作には左官職人、もしくは左官職人から派生した専門職が携わりました。

こんな場所でも左官職人は活躍していたのですよ。




伊勢で見かけた赤福本店の竈



伊勢で見かけた醤油屋の竈



伊勢で見かけた番茶屋の竈



やがて電気調理器の普及と共に竈は長い歴史に幕を閉じかけましたが、ここ最近になって竈が見直されております。

電気炊飯器で炊くご飯よりも  「竈で炊くご飯は美味しい」  と良く耳にしますが、それは竈のほうが圧倒的に火力も強く、高熱で一気に炊くことが美味しさの秘訣らしいですよ。


技術的な話になるのですが、竈は曲面や細かい部分が多いので、かなり手間が掛かると聞きました。竈の構造体は   三和土のように叩き締めるやり方 、   竹木舞を編んで荒壁を付けるやり方 、   日干しレンガを使うやり方 があるようです。 あと、 ピザ窯などは  耐火レンガ で作られることが多い  と聞きます。 仕上げ面も磨き壁で施工されていることが多く、その美しさと実用性を兼ねた竈がもっと注目されていけば良いですね。





私が試作した卓上竃(漆喰黒磨き)


卓上竃から網焼きにチェンジできます。(漆喰黒磨き)



私も小さい卓上竃しか施工経験がないので、いつか大型の竈制作に挑戦してみたいと思います。

完成した暁には皆さんと一緒に竈で炊いたご飯を食べたいですね。

竈の制作も一宮市や名古屋市を含めた愛知県全域と岐阜県美濃地方を中心に提案させていただきます。








左官の仕事~ 擬木、擬石、モルタル造形

投稿日:06.30.2015|カテゴリー:Blog|コメント・トラックバック:0件

左官の技術を駆使して、モルタル用いて木や石などを本物に似せる仕上げがあります。

とても 高度な技術 と センス が必要なのですよ。

何はともあれ、 【 擬木 】  や  【 擬石 】  は鏝を駆使して制作する左官仕事です。



【擬木】 とは、着色モルタルを用いて木に似せて作られた造形物。

以外と歴史は古く、明治の時代にフランスから伝わったとのことです。

擬板もコレの応用で作られる。



【擬石】 とは、擬木と同じく着色モルタルで作られた石に似せた造形物のこと。

擬岩、擬土なども基本的にはコレの応用で作られる。



この擬木や擬石を含め、モルタルで限りなく本物に見せる為の工法が  【モルタル造形】 ですね。

某ネズミーランドでは、膨大な面積がモルタル造形で仕上げられておりますので、遊びに行かれる機会があればじっくり見てみるのも良いかもしれません。


実は私も 【モルタル造形】 を勉強させていただいたことがあります。

ただし、自己満足で完結してしまって仕事に結びついておりません。

恥ずかしながら私が試験施工をさせていただいた見本板をUPさせてもらいますね。



愛知県一宮付近でもこの工法が盛り上がっていけるように提案していきたいです。