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左官の仕事~ 瓦土塀

投稿日:02.04.2015|カテゴリー:Blog|コメント・トラックバック:0件

社寺建築の外回りには土塀が施工されている事が多いですね。

土塀にも色々な種類がありますけど、土と瓦が交互に折り重なる意匠性に優れたモノを見かけた事はあるかと思います。

その意匠性に優れた土塀こそ、     瓦土塀 であります。



瓦土塀 は “ 瓦積み式 土塀 ”  が略されたようです。

文字通り、瓦が何層にも積み重なっている土塀なのですよ。

瓦を挟み込む理由は意匠性の他、 耐久性を得る為  でしょう。

廃材の瓦を再利用するなんて、いかに昔の人が物を大事にしていたか良く分かりますよね。


全国各地で見る事が出来る 瓦土塀 でありますが、一番有名なのが   信長塀 ではないでしょうか。


戦国時代に今川義元率いる大軍が終わりへ攻め込んだ時、迎え撃つ織田信長は出陣前に熱田神宮で必勝祈願をしました。

桶狭間の戦いで歴史的大勝利を納めた信長は熱田神宮へお礼として瓦土塀を奉納したのです。

それが現在、日本三大土塀の一つとされる 《 信長塀 》 なのですよ。

信長塀の強固で重量感のある雰囲気は何百年経った今でも、いや、何百年経った今だからこそ醸し出されるオーラが感じられます。

名古屋に立ち寄った際は、ぜひ熱田神宮の 《 信長塀 》 をご覧になってください。

熱田神宮(愛知県名古屋市)にある信長塀




瓦土塀は瓦が水平に積み重なったモノが多いですが、中には面白い積み方がされたモノもありますので、神社やお寺へ行かれた時はチェックしてみてください。

もしかして珍しい瓦土塀の発見があるかもしれません。

面白そうな瓦土塀があったら、私にも写真を見せてくださいね。

意匠的センスに優れた瓦土塀を見ると私もワクワクしてしまいます。






奈良で見かけた瓦土塀



京都で見かけた瓦土塀




古いけど格好良い  【 瓦土塀 】 を現代でも施工する機会がれば、私もぜひ挑戦してみたいですね。

愛知県一宮市のほうでも、ドンドン提案していきたいです。








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