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左官の仕事~ 洗い出し仕上げ

投稿日:11.18.2014|カテゴリー:Blog|コメント・トラックバック:0件

床の左官仕上げと言えば、 コンクリート金鏝仕上げ や モルタル金鏝仕上げ を思い浮かべる人が多いでしょう。

しかし、これらは何処か物足りない感があるのではないでしょうか?

「土間にもこだわりたい!」と思われる人には   洗い出し仕上げ がお勧めです。


洗い出し仕上げ とは、 種石(玉石や砕石など)をセメントに混ぜ込み、塗り付け後にタイミングを見計らって表面を洗うという左官仕上げの工法であります。

耐用年数も長く、  しっかりとした施工 をすれば    軽く50年以上は持つ と言われているのですよ。

この、  しっかりとした施工  というのが  “ ミソ ”  なんですがね・・・


最近では手間が省けるという理由で、 『  表面強度を弱めて、次の日に洗う事が出来る 』 という事をウリにした薬品を使った工法で施工される人も少なくありません。

たしかに簡単で手間が掛からず見た目は綺麗になるかもしれませんが、 《  強度を弱める 》  という事に疑問を感じております。

出来ればしっかりと手間暇掛けた  昔ながらの工法 で施工したいモノですね。

そうすれば、50年 は安心だと思います。


その為にも 《 合見積 》  や  《 価格競争 》  に巻き込まれないようにポリシーを持って打ち合わせをして、それに見合った技術も磨かねばなりませんね。


他にも、数十年前から 洗い出し仕上げ に似せた工法で、 《 樹脂舗装 》  と呼ばれる  種石を樹脂で固める工法  が流行っております。

主に建物の外構などで見かけますが、本物の 洗い出し仕上げ と比べ、耐用年数が遙かに劣るようです。

合成樹脂の寿命は  セメントとは比べようもなく短く、いずれポロポロと剥がれてくる  ので塗り替えをしなければなりません。

また、合成樹脂特有の   新しい時は光沢があって綺麗だが、経年と共に汚くなってゆく   といった欠点があります。

このように  本物には遠く及ばない仕上げ なので、安易に手を出さないほうが良いかもしれませんね。


【 洗い出し仕上げ 】の 種石として使える石はとても多く 、 セメント部分も顔料で調色可能 なので、組み合わせ次第では和風にも洋風にもアレンジでき、新しく格好良い仕上げを開発できるかもしれません。

また、ガラスカレット(ガラスを粉砕した欠片)を種石として使った仕上げも徐々に人気が出てきました。

他にも 蓄光石(夜光石)などをポイントで使うのも良さそうですね。

また、昔の洋館などは土間や外壁だけではなく、入隅周りや窓枠周りにも 《 蛇腹の洗い出し仕上げ 》 や 《造形の洗い出し仕上げ》 が施工されている建物を見かけます。











このような素晴らしい技術が後々まで続くよう、左官屋も色々と提案をして、尚かつアピールもしていかねばなりませんね。

昔から施工されている左官仕上げですが、まだまだ可能性を秘めており、それを引き出していけるように愛知県一宮市のほうでもドンドン提案していきたいです。








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